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18日ロシア・サハリン沖の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」の液化天然ガス(LNG)製造工場が稼働し、3月中に日本向けの輸出が始まるようです。
サハリン2とは、サハリン島(樺太)近辺の石油や天然ガスなどの天然資源採掘プロジェクトの総称です。島の北東部で石油・天然ガスなどを採掘し、それを南部のアニワ湾まで約800kmのパイプラインを建設して運ぶ事業です。
オランダのロイヤル・ダッチ・シェル社と三井物産、三菱商事の3社で「サハリンエナジー・インベストメント」を設立し、資源の採掘に当たる契約をロシア政府と結びました。ガスはサハリン北東沖で採掘され、パイプラインで約800キロ南のプリゴロドノエに運搬、LNGに加工して日本に生産量の65%が海上輸送されます。
当社は平成15年に日本(石狩湾新港)で製作するケーソンのプロジェクトに一般応募し、平成16年に25函中12函の製作に参加せて頂きました。発注先が外国業者なのですべて英語で管理をする方もオランダ人でしたので理解するのに大変苦労しました。
製作したケーソンは石狩湾新港からサハリン島のアニワ湾まで台船で運び、陸上から大型タンカーまでの海上のパイプラインの基礎に使われています。
約4年の月日を経て大プロジェクトが完成し当社が一部でも関われたことをうれしく思います。
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