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特許「水(海水)に浮く鋼構造支保工」(特願第2008-173411号) |
2013年9月21日(土)8時37分
分類:技術情報
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平成20年7月2日に「支保工」(特願第2008-173411号)の特許出願が特許庁からまもなく登録がなされそうです。
「水(海水)に浮く鋼構造支保工」の特許は水(海)上構築物の一部を構成する杭に対して脱着可能に連結固定される構造物(桟橋式上部工)において、当社の支保工は、水(海)に対して浮力を生じさせるための工夫をした支保工材から構成していることを特徴としています。
支保工材には大気中の空気又は該空気よりも比重が低い不燃物又は難燃性の気体が充填又、発泡材が充填されていることも特徴の1つです。
従来、桟橋式上部工はPC梁を製作して設置したり、支保工材にH形鋼材等を用いたりする方法等が主でした。支保工材にH形鋼材を用いた工法はH形鋼材を何重にも井桁に組み、ブラケットで受けたり吊ったりしなければなりません。梁の断面変化に対応するのには綿密な計画と多く鋼材が必要で大型クレーンが必要になり、相当な設置時間を要していました。更に問題なのは、解体作業です。何重にも井桁に組んだH形鋼材は最下部のH形鋼にすべての重量が掛かります、受けブラケットもしくは吊ったボールトを取り除く作業(切断等)は非常に危険が伴います。解体後の鋼材撤去も一度海底に沈めて潜水士とクレーンにて吊り上げたり、台船に仮置きしてクレーンにて吊り上げたりしますが不安定でどちらも危険な作業でした。
当社は支保工材を水(海)に対して浮力を生じさせるための工夫を行うと共に、作業の安全(作業通路の確保、解体時の安全確保)を考慮し、隣り合う支保工材同士を同じ構造の支保工材を介して連結して支保工材設置していきます。更に、解体時は、支保工材が水(海)に沈まないので浮いた状態でクレーンの作業半径内まで容易に移動でき、通常のクレーンにて吊り上げ集積して終了出来ます。
従来危険だった支保工材の解体・撤去作業を安全に迅速に且つ容易に行うことが出来き、工期短縮にもなります。
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